どんな時にnofollow属性を使うのか
最終更新日:2014年1月6日
nofollowとは検索エンジンのクローラーへの「このリンクを辿るな」という指示のことです。
クローラーが辿らないリンクなので評価の受け渡しは行われません。このようなnofollow属性のついた被リンクでは、自分のサイトを評価を上げることができません。
nofollow属性はめったに使うものではありませんが、スパムサイトなどへのリンクを張る必要が出てきた場合には必要となるものです。知っておいたほうが良いと思います。
nofollow属性をリンクにつける場合、次のように記述します。
<a href="http://www.○△□.com/" rel="nofollow">アンカーテキスト</a>
こうすることで、クローラーは、このリンクを辿って○△□.comのサイトへ行くことはありません。
一つ一つのリンクではなく、ページ内の全てのリンクにnofollow属性を付けたいという場合は、metaタグに、次のように記述します。
<meta name="robots" content="nofollow">
この場合、クローラーはそのページに張ってある全てのリンクを辿らなくなります。
nofollow属性を使う
実際にnofollow属性を使うケースには、次の3つがあります。
- 信頼できないサイトへのリンク
- 有料リンク
- クローラーが辿る必要のないリンク
信頼できないサイトへのリンク
悪徳商法サイトやスパムサイトについて注意喚起を行なう場合、どういったサイトなのかを紹介するために、そのサイトについてリンクを張ることがあります。
このケースでそのままリンクを張ってしまうと、検索エンジンに悪徳商法サイトやスパムサイトを評価していると見なされてしまいます。これらのサイトの評価を上げないために、nofollow属性を使います。
nofollow属性は、コメントスパム対策としても利用できます。コメントスパムとは、コンテンツと関係のないコメントとリンクを書き込んで、リンク先の評価を上げようとする行為です。
コメント内のリンクに、自動的にnofollow属性が付くようなシステムを導入しておけば、コメントスパムに狙われることも無いでしょう。
有料リンク
有料リンクとは、金銭を支払って付けてもらうリンクのことです。被リンクがつくとサイトの評価が上がります。
手っ取り早く評価を上げるためにリンクの売買が行われますが、Googleなどの検索エンジンは、有料リンクの利用をガイドラインで禁止しています。
有料リンクの利用が発覚した場合は、検索エンジンからペナルティを受けることになります。
サイトの評価を上げるためではなく、集客のための宣伝目的の有料リンクであれば、一般的な商業活動なので問題視されません。つまり、nofollow属性をつけた有料リンクであれば、ペナルティの対象にはなりません。
クローラーが辿る必要のないリンク
会員フォーラムへログインするためのリンクは、会員ではないクローラーが辿る必要はありません。
このようなクローラーが辿る必要がないリンクには、nofollow属性を付けて起きましょう。そうすることで、クローラーはその他のリンク先を優先的にクロールするようになります。
nofollow属性のリンクを見抜く
他のサイトが、どんなリンクにnofollow属性を付けているのか知ることができれば、自分でも適切にnofollow属性を使えるようになると思います。
Chromeの場合、NoFollowという拡張機能を追加することでnofollow属性の付いているリンクを見抜くことができあmす。
下のリンク先はただのテキストリンクですが、
この拡張機能を追加すると、下の画像のようにテキストリンクの周りに赤い点線が表示され、このリンクにnofollow属性が付いていることが分かるようになります。
また、ページ内で右クリックして、ページのソースを確認すればnofollow属性を確認できます。
内部リンクにnofollow属性は必要ない
以前は、内部リンクのいくつかに計画的にnofollow属性をつけてページの評価をコントロールしようとする手法(PageRankスカルプティング)がありました。
この手法はGoogleも認めていた手法だったのですが、方針転換を行ったため、現在は通用しなくなっています。
Google PageRankスカルプティングはもう役に立たない!
内部リンクにnofollow属性を付けても、メリットもデメリットも無いというのが現状のスタンスです。
一生懸命作った自分のページヘのリンクに、評価しないことを表すnofollow属性を付けるというのも不自然な話ですからね。
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